高耶は自室で暇をもてあましていた。
居間では父親と妹がテレビを観ている。
父親と一緒にいるのが苦痛で、自室にこもっているのだ。
こんなことなら、《調伏》旅行にでも出ていたほうがましだった。
大きくため息をつくと、上着を着込んで身支度を整えた。
部屋を出て靴を履いていると美弥が慌ててやってくる。
「おにいちゃん!こんな時間にどこいくの?」
「コンビニ」
引き止められれば逆らえないから、顔を見ないようにして立ち上がる。
「もう、カウントダウンはじまっちゃうよ!」
閉まるドアの向こうで、美弥の悲しげな声が聞こえた。
居間では父親と妹がテレビを観ている。
父親と一緒にいるのが苦痛で、自室にこもっているのだ。
こんなことなら、《調伏》旅行にでも出ていたほうがましだった。
大きくため息をつくと、上着を着込んで身支度を整えた。
部屋を出て靴を履いていると美弥が慌ててやってくる。
「おにいちゃん!こんな時間にどこいくの?」
「コンビニ」
引き止められれば逆らえないから、顔を見ないようにして立ち上がる。
「もう、カウントダウンはじまっちゃうよ!」
閉まるドアの向こうで、美弥の悲しげな声が聞こえた。
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